TOEIC800点でも英語が通じない理由|「正しいのに伝わらない」を直す実務コミュニケーション設計

目次

記事要約

TOEIC800点でも英語が通じないのは、英語力が足りないというより「伝わる形」に整える手順が不足しているからです。試験は正確さを評価しますが、会話は短さ・速さ・聞き取りやすさが重視されます。その結果、文法は合っているのに長くて要点が遅い、発音は大きく間違っていないのに強弱や区切りが曖昧で拾われない、難しい単語を選んで相手の負担が増える、といったズレが起きます。本記事では、英語 通じない 理由を音(発音・強弱)/文の長さ/語の選び方/結論の位置に分解し、通じる英語へ直す具体手順と、会議・商談・報告で使える言い方の直し方まで整理します。最後に、独学で改善が止まるときの見極めと次の選択肢も示します。

TOEIC高得点でも“通じない”は起きる

結論:TOEICで高得点でも、会話では「伝わる作り」にしないと通じないことがあります。
TOEIC800点前後まで到達している人は、語彙や文法、読解の土台がかなりあります。にもかかわらず「英語が通じない」と感じるのは、能力不足ではなく“評価されるものの違い”が原因です。試験は「正しいか」を点数化しますが、会話は「相手がすぐ理解できたか」が勝ち負けを決めます。ここを取り違えると、正しい英語を作っているのに、会話では相手の負担が増え、結果として伝わりにくくなります。つまり、TOEIC800 通じない問題は、英語力より「伝達の設計」の問題として扱うほうが解決が速いです。

試験の正確さと、会話の伝わりやすさは別物

試験では、複雑でも正しい文が評価されます。一方、会話や会議では、複雑さはむしろ邪魔になりがちです。相手はあなたの英文を採点するのではなく、内容を素早く理解して次の判断をしたいからです。 例えば、あなたが正確な長文を話している間に、相手は「結論は賛成?反対?次は何を決める?」を探し続けます。結論が遅いほど、相手は不安になり、聞き返しが増えます。これが「正しいのに伝わらない」の典型です。 もう一つは、会話では“誤りが少しあっても通じる”ことです。逆に、誤りがほぼなくても、長くて要点が遅いと通じません。会話は、正確さより「相手の処理が楽か」で決まる場面が多いからです。

相手が理解しにくい英語の特徴(長い・硬い・遅い)

通じにくい英語には共通点があります。英語力の高さとは別に、会話の現場で“処理しづらい形”になっています。 まず長い。一文に情報を詰め込み、息継ぎと区切りがなくなると、相手は文の構造を追えません。次に硬い。難しい単語や回りくどい表現を選ぶほど、相手の理解負担は増えます。最後に遅い。言い始めが重く、結論までたどり着く前に間が空くと、会話のリズムが崩れます。 ここで大事なのは「難しい英語をやめる」ではありません。「相手が拾いやすい形」に置き換えることです。伝わらないと感じたら、英語を高度にするのではなく、まず軽くします。

まず「どこで伝わっていないか」を切る

英語が通じない理由は、大きく分けると次の3つです。音の問題なのか、文の設計なのか、語の選び方なのか。ここを切り分けると、修正が速くなります。 会話直後に1分だけ振り返り、次の質問に答えてください。

  1. 相手はあなたの発音を聞き返したか(音)
  2. 相手は結論を確認してきたか(文の設計)
  3. 相手は単語の意味を聞き返したか(語彙)
    該当が一番多いところが、今週の主戦場です。全部を直そうとすると、結局どれも変わりません。

英語が通じない理由|典型パターンを分解

結論:英語 通じない 理由は、たいてい「音」「要点の遅さ」「語の難しさ」に分解できます。
TOEIC800 通じないと感じる人ほど、文法や単語の正しさに意識が向きがちです。しかし現場で詰まるのは、採点されない部分です。ここでは典型パターンを、直し方が想像できる形で整理します。

起きていることありがちな原因まず直す一手
聞き返される/聞き取ってもらえない強弱(どこを強く言うか)と区切り(どこで切るか)が曖昧短文音読で区切りを固定
「つまり何?」と結論を求められる前置きが長く、結論が遅い結論→理由の順に並べ替える
難しい言葉を聞き返される語彙が硬く、相手の理解負担が高い易しい語へ言い換える

音(発音・強弱・区切り)が不明瞭で拾われない

発音は合っているつもりでも、通じないときは「強弱」と「区切り」が原因のことが多いです。強弱とは、重要な語を少し強く言うことです。区切りとは、意味のまとまりごとに短い間を置くことです。英語はこの2つがあると、単語の境目が取りやすくなります。 逆に、全部同じ強さで、息継ぎの位置もバラバラだと、相手は“どこが大事か”を取りづらくなります。結果として聞き返されます。完璧な発音を目指すより、まずは「大事な語を決める」「同じ場所で区切る」だけで通じやすさは上がります。 例として、“We need to change the schedule” は “need” と “schedule” を少し強くし、“We need to / change the schedule” のように区切るだけでも聞き取りやすくなります。

文が長く、要点が遅い(先に結論がない)

会議で通じない一番の原因は、結論の遅さです。日本語の感覚で前置きを増やすと、英語ではさらに長くなりがちです。 具体例で見ます。
× “I think it might be better if we could consider changing the plan because…”
○ “My point is: change the plan. The reason is: the vendor is late.”
この違いは文法ではなく順番です。相手は結論を早く知りたいので、結論が先に来るだけで理解が速くなります。細部は後から足せます。 注意点として、短くすることは雑にすることではありません。まず骨格を先に出し、必要なら補足する、という順番に変えるだけです。

語彙が難しすぎて相手に負荷をかけている

難しい単語を使うほど伝わる、は誤解です。実務では、相手の母語も英語とは限りません。簡単な語で言い切るほうが、全員に伝わります。 たとえば “utilize” を “use” にする、“approximately” を “about” にする。“commence” を “start” にする。これだけで会話は軽くなります。大事なのは語彙力を捨てることではなく、場面に合わせて「通じる語」を選ぶことです。 もう一歩踏み込むなら、難しい語を使う場面を“書き言葉”に寄せ、口頭では易しい語で言い切ると、誤解が減ります。

通じる英語は“短く・先に・区切って”作る

結論:通じる英語は、短くして結論を先に置き、区切りをはっきりさせるだけで再現性が上がります。
ここからは直し方です。ポイントは技術というより手順です。毎回同じ手順で作り直せると、会議でも再現できます。

結論→理由→次アクションの順で話す型

型を持つと、言い始めが軽くなります。おすすめは次の順番です。 結論(私はこう思う)→理由(なぜなら)→次(だからこうしよう)。 例:
“I’m for option A. Because it reduces risk. So let’s test it this week.”
この形に寄せるだけで、話が短くなり、相手は理解しやすくなります。さらに、最後に次アクションを置くと、会話が「意見」ではなく「前に進める提案」になりやすいです。

1文1情報に分ける(言い直しが減る)

通じない人ほど、1文に情報を詰めます。英語は短文で切ったほうが聞き取りやすいです。 例:
× “We should change the schedule because the vendor is late and this will affect the launch and…”
○ “We should change the schedule. The vendor is late. This affects the launch.”
短文にすると、途中で詰まっても立て直しやすくなります。言い直しの回数が減り、結果として自信も上がります。 コツは、接続詞を増やすのではなく、文を切って並べることです。話しながら修正しやすくなります。

言い換えを準備して詰まりを減らす

通じる人は、言えない単語が出ても止まりません。簡単な言い換えに逃げられるからです。 例えば “negotiate” が出なければ “talk and agree”。“optimize” が出なければ “make it better”。このような“保険”を持つと、沈黙が減ります。 言い換えは高度な技術ではありません。「難しい語→易しい語」「抽象→具体」「長い→短い」のどれかに寄せるだけです。よく使う場面から10個だけ作って、会議前に口に出しておくと効果が出ます。

通じる発話を作る練習メニュー

結論:練習は「音を整える」「短く言う」「自然な速度で出す」の3本で十分です。
ここで大切なのは、練習が実務に直結していることです。汎用練習だけだと、会議で再現しません。

短い音読で「区切り」と「強弱」を整える

長文より短文を選び、区切りと強弱だけを意識して音読します。区切りは、意味のかたまりごとに息継ぎできる位置です。強弱は、名詞・動詞など重要語を少し強く言うことです。 1日5分でも、同じ短文を3回読むだけで変化が出ます。録音して、区切りが同じ場所にあるかを確認すると、改善が速くなります。自分で聞いたときに「単語がつぶれて聞こえる」箇所があれば、そこが通じない原因になりやすいです。

同じ内容を30秒・15秒で言う要約練習

同じ内容を時間を変えて言うと、自然に「要点が先」に寄ります。最初は30秒、慣れたら15秒で言い切る。これを会議資料の一項目で行うだけでも、結論ファーストが身につきます。 要約が苦手な人は、先に「結論だけ」を一文で言ってから、理由を足してください。順番を守ることが目的です。慣れてきたら、最後に “So…” で次アクションを一言添えると、会議でそのまま使えます。

頻出表現を“自然な速度”で出す反射練習

会議で頻出なのは、確認・提案・保留です。これらは内容より“速度”が重要です。自然な速度とは、相手が聞き返さなくて済む速度です。 練習は、台本を読むより、質問→即答の形が向きます。たとえば「今の要点は何?」に15秒で答える。ここで詰まったら、言い換えに逃げる。止まらないことが最優先です。 反射練習の狙いは、内容を完璧にすることではなく、「言い始めの重さ」を外すことです。まず口が動く状態を作ると、会議の恐さが下がります。

実務シーン別(会議・商談・報告)での直し方

結論:シーンごとに「通じる型」が違うので、場面別に直すと効果が早いです。
同じ英語でも、会議・商談・報告で重視される点が少し違います。ここでは、通じない原因が出やすい場所と直し方をまとめます。

会議:要点・確認・提案を短文で回す

会議では、意見より先に「論点を合わせる」発言が価値になります。通じないときほど、短く確認を入れるほうが良いです。 例(直し方):
“Just to confirm, the key issue is delivery time, right?”
確認→要約→提案の順で短文にするだけで、会議への参加が作れます。難しい表現より、短い確認が通じます。 もし議論が速すぎるなら、「前提を合わせる質問」を固定してください。前提が合うと、その後の意見も短く言えます。

商談:相手の理解確認を挟みながら進める

商談では、一方的に説明すると通じにくくなります。相手が理解できているかを途中で確認しながら進めると、誤解が減ります。 例:
“Does this make sense so far?”
“Shall I give an example?”
確認を挟むと、こちらの英語が多少不完全でも、会話が前に進みます。通じないときは、説明を増やすより確認を増やします。 また、商談は条件整理が多いので、数字や期限は先に言うと通じやすいです。数字が先に出ると、相手は理解の軸を持てます。

報告:結論ファースト+数字を先に置く

報告は、結論と数字が先にあるほど通じます。背景は後で良いです。 例:
“The delay is two days. The cause is vendor issues. We’ll recover by adding resources.”
数字→原因→対応の順にすると、相手が理解しやすく、質問も減ります。特に多忙な相手ほど、結論が遅い報告は通りません。 注意点は、数字の根拠を聞かれたときに備えて、補足の一文を用意しておくことです。短く言い切り、聞かれたら足す、の順が基本です。

独学で直せないときの打ち手(客観視の導入)

結論:独学で通じない状態が続くのは、自己評価がズレやすいからで、客観視を入れると改善が速くなります。
通じない問題は、本人が気づきにくいのが厄介です。自分の英語は自分には“通じているように”聞こえるからです。だからこそ、仕組みとして客観視を入れる価値があります。

録音→自己診断の限界と、他者フィードバックの価値

録音は有効ですが、自己診断だけだと「何が原因か」の特定が甘くなることがあります。特に音(強弱・区切り)や速度は、自分では判断が難しいです。 第三者が入ると、「どこが聞こえなかったか」「どこで要点が遅れたか」が明確になります。原因が明確になれば、練習も絞れます。絞れれば、毎日続けやすくなります。

コーチングで改善が速い領域(音・構成・即答)

英語コーチングが強いのは、音の整え方、話の順番(結論→理由)、即答の型作りです。いずれも、知識より運用の領域で、自己流だと時間がかかりやすい部分です。 例えばトライズ(TORAIZ)のように、学習設計と伴走を軸に、日々の練習を改善サイクルで回す形は、「正しいのに伝わらない」を短期間で直したい人に合いやすい考え方です。重要なのは、教材が何かより、「あなたの通じない原因」をどう特定し、どう直すかが具体かどうかです。

無料相談で確認すべきこと(診断方法・練習設計)

無料相談を使うなら、次の3点を確認すると失敗しにくいです。
(1) 通じない原因を「音/長さ/語/順番」に分解して説明できるか
(2) 忙しさ前提で、毎日の下限メニューが現実的か
(3) 週次で、何をどう直すか(改善の回し方)が具体的か
ここが明確なら、独学で迷っていた部分が整理されます。

よくある質問

Q1. TOEIC800点でも英語が通じないのは、発音が悪いからですか?

発音だけが原因とは限りません。多くは「強弱と区切り」「結論の順番」「語が硬い」のどれかです。まずは相手が聞き返した理由を、音/文の設計/語彙に分けて確認すると直しやすくなります。

Q2. ネイティブのように話せないと通じませんか?

必要ありません。実務では、短く、結論が先で、区切りが明確なら十分通じます。重要なのは自然さより、相手が処理しやすい形にすることです。

Q3. 通じる英語を最短で作るなら、どの練習が一番効きますか?

短い音読で区切りと強弱を整えつつ、同じ内容を30秒→15秒で要約する練習が効きやすいです。短く言い切る型ができると、会議での聞き返しと沈黙が減ります。

Q4. 相手に「もう一度言って」と言われたときの対処は?

同じ文を繰り返すより、短く言い直すほうが通じやすいです。「短く言います」「言い方を変えます」と前置きし、結論だけを先に言ってから必要な情報を足してください。

Q5. 独学で改善が止まったときはどうすればいいですか?

録音で自己確認は有効ですが、音や速度、要点の遅さは自己評価がズレやすいです。同じ指摘が続く、聞き返しが減らない場合は、第三者の診断と練習設計(伴走)を入れると改善が速くなります。

まとめ

TOEIC高得点でも英語が通じないのは、正確さではなく「伝わる形」の不足が原因です。英語が通じない理由は、音(強弱・区切り)、要点の遅さ、語彙の硬さに分解できます。通じる英語は「短く・先に・区切って」作れます。会議・商談・報告の場面に合わせて型を作り、短い音読/要約/反射練習の3本で再現性を上げてください。独学で原因特定と修正が回らない場合は、客観視を導入すると改善が速くなります。

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